鳴戸理事長「病の旅路」(埼玉新聞5月〜7月)
かねてより病気療養中でありました初代理事長 鳴戸道郎氏が7月14日に逝去いたしました。
ここに謹んでお知らせ申し上げます。
鳴戸さんの思い出 2009年7月
鞄立国際電気名誉相談役
NPO法人産業技術活用センター理事長代行 遠藤 誠
2005年の夏のこと、鳴戸さんからある居酒屋に呼び出された。何事ならんと伺うと、「遠藤さんも社長を退任して時間に余裕が出来たと思う。貴方の人生も先はそう永くはないのだから(!)、そろそろどうやったら天国に行かれるか考えてはどうか。これまでは、自分の会社のことばかりに時間を使っていたと思う。だが、これからは世の為、人の為に時間を割くべきと思う。」「実は、経団連でメンター活動を立ち上げたいと考えている。手伝ってくれないか。」とのことであった。
注「メンターとはなんじゃ?」と云うことで、さっそく英和辞典を引いた。辞書には「Mentor;(ホメロスの詩)オデッセウスがその息子の教育を託した老賢人の名」とあった。
鳴戸さんのお考えに共感して、経団連メンター研究会やNPO法人のメンター活動のお手伝いを始めて現在に至った。
こんなに早く、鳴戸さん自らが天国に行かれてしまうとは思いもしなかった。しかし、鳴戸さんが人生の最後に懸命に取組まれたメンター活動や技術移転活動は始動し始めている。
鳴戸さんが埼玉新聞に連載された「闘病の記」は壮絶である。最後まで「世の為、人の為」を思って息を引き取られたのが一字一句に読み取れる。
人生の終わりに近くなってからだが、良い先達にお会いしたものだとしみじみ感じている。
合掌